旭警察署と二俣川地区連合自治会などの各種団体が5月10日、安心安全なまちづくり実現に向けた防犯キャンペーンを二俣川駅周辺で行った。
犯罪撲滅対策のひとつとして、県が毎月10日に定めている「防犯の日」。同署では、これに合わせて毎月10日にキャンペーンを行っている。当日は振り込め詐欺被害の増加を受けて、参加者は声を掛けながら詐欺被害防止を訴えるチラシやティッシュを配布した。
今年すでに22件
同署によると、今年に入ってからの旭区内の振り込め詐欺件数は22件、被害額は約4100万円(5月8日時点)。昨年同時期の10件、約2850万円と比較しても大きく増加している。
さらに区内では、4月だけで5件、被害額約550万円の還付金詐欺が発生している。還付金詐欺の手口は、旭区役所職員などを名乗り医療費や保険を還付するという名目で、金融機関のATMやコンビニに誘導。操作方法を指示し、逆に金を振り込ませるという。
振り込め詐欺がこれだけ認知されている中で、被害が増加する理由について、同署生活安全課の柳博泰警部は「振り込め詐欺は知っていても、いざ電話が来ると慌ててしまって、何かしらやってあげようとする人が多い」と説明する。さらに「詐欺被害を防ぐには、常に留守番電話に設定しておくことが効果的」と防止策を話した。
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