旭区連合自治会町内会連絡協議会の会長を務める佐々木明男氏(80)=万騎が原=が5月12日付で、横浜市町内会連合会(市連)会長に就任した。佐々木会長は自治会町内会の加入率増加などを掲げ、組織を円滑に進めていきたいと意気込んでいる。旭区の代表者が会長になるのは今回が初めて。
横浜市内には2874団体の自治会町内会があり、約123万世帯の市民が加入する(2013年4月時点)。同連合会は行政区ごとにある連合町内会の代表者で構成される。副会長を3年間務めていた佐々木会長は「今までと特別には変わらないが、一つの責任の重さを感じる。安心・安全な地域を確立させたい」と話す。
市民局によると、自治会加入率は現在の測定方法が採用された06年度の80・3%以来減少傾向にあり、現在は76・6%にとどまるという。佐々木会長は「防災をはじめ、地域の活動は自治会町内会を中心に行っていくので、近所とのつながりは重要。連合会としては、加入促進を一番に取り組みたい」と展望を語る。市でもポスターやパンフレット、グッズなどで加入の啓発を促す方針だという。
地元の発展願う
佐々木会長は長野県出身で、18歳ころに横浜に移り住んだ。親戚が営む中区の茶の卸業を経て、65年に独立。万騎が原に現在の「茶・佐々木園」を構えた。「当時は万騎が原が開発されたばかりで、横一直線にまちが始まった。出身は違っても地元みたいなもの」と振り返る。
「地域を良くしたい」という一心でこれまでに、体育指導員や青少年指導員、民生委員を務めるなど積極的に地域活動に携わってきた。旭区連合自治会町内会連絡協議会の会長も、今年で11年目を迎え歴代最長記録を更新中で、他にも複数の役職に就く。地元を良くするために長年訴え続けているのが環状鉄道の整備。「鉄道を誘致して、地域の活性化につなげたい。そして横浜の魅力をさらに発信できれば」と発展を願った。
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