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旭区版 掲載号:2014年8月7日号 エリアトップへ

一般財団法人「若葉台まちづくりセンター」の理事長を務める 佐山 嘉重さん 港南区在住 63歳

掲載号:2014年8月7日号

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団地活性化 地域とともに

 ○…若葉台地区でまちづくり全体の舵取りを担う一般社団法人「若葉台まちづくりセンター」。マンションの管理や販売、さらにはタウン誌の発行や無料巡回バスの運行を行う、同団体の理事長を務める。「若葉台は自治会はじめ地域活動が非常に熱心。地域の皆さんと一緒に歩んでいければ」。柔和な表情で語る。

 ○…栃木県足尾の生まれ。曾祖母が南区で寝具店を営んでおり、小学校低学年の時に一家で移り住んだ。「継がなきゃいけなかったかもしれないけれど、時代の流れもあって」と、大学卒業後は横浜銀行に入行。支店長などを歴任した後、50歳で建設会社へ出向。「第2の社会人としてのスタート」を切った。しかし、その会社は業績悪化により民事再生することに。「すべての整理が終わるまで残ります」と見届けた後、55歳の時に神奈川県住宅供給公社に移り、現在も理事を務める。

 ○…中学生の時から歴史好きで、特に日本史は今でも文献や本で学び続ける。「日本書紀と続日本紀の2つの文献でも違いがある」。邪馬台国の場所や大化の改新の真実から、戦国時代の本能寺の変に至るまで古に思いを馳せる。「作者によって解釈や分析が全然違う。実際には誰も見ておらず、入り込めるような余地があるからおもしろい」と理由を語り、「組織の経営にも通ずるところがある」と笑顔を見せる。

 ○…「普通は行政や民間のデベロッパーなど総合的な開発を行うが、若葉台は公社だけでまちづくりを行った。全国でも唯一と言える地域」。一方、40年近くが経過し、人口減少や高齢化の進行といった問題を抱えるのだという。「今後、限界集落化する恐れがあるが、まだ今なら立て直せる」と、団地活性化に向けさまざまな取り組みを地域住民と協働で行っている。「若葉台での取り組みは前例がない。好事例になるし、全国への発信になる」。地域住民の若葉台への思いを受け止め、ともに未来へと歩む。

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