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旭区版 掲載号:2014年10月2日号 エリアトップへ

旭区囲碁大会で女性として初めて優勝した 川村 陽子さん 今宿在住 77歳

掲載号:2014年10月2日号

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碁の探求 終わりなく

 ○…年に2回開催されている「旭区囲碁大会」。128回目となった同大会に女性で唯一参加し、女性初の優勝という快挙を成し遂げた。契機となったのは初戦だ。劣勢だったが、相手のミスに乗じて逆転。勢いに乗り、続く3局も連勝した。「囲碁は実力がものを言うけれど、今回は運を感じた。でも、優勝できたのは非常に嬉しい」と朗らかな笑顔を見せる。

 ○…会社勤めをしていた20代前半の頃、同僚が昼休みに碁を打っていたのが始めるきっかけに。「時間になっても戻ってこないし、碁が原因で喧嘩もしていた。どんなものかなと思って」。いざ始めると、碁の持つ魅力や奥深さに魅了されていった。「碁は全部が楽しい。初手をどこに置くか、優勢であれば楽しいし、劣勢だと苦しい。人生の縮図ね」と笑う。碁を初めた当初、どこに行っても女性は1人もいなかったという碁会所にも通った。「盤面に集中してるから、周りのことは気にならないのよ」。芯の強さをのぞかせる。

 ○…川崎出身。6人兄弟の2番目、長女として生まれた。男兄弟に挟まれていたため幼少期は泥んこ遊びのほか、ベーゴマやメンコなどに明け暮れる日々。「そんな感じだから、女の子らしいお花とか踊りとかはまったくやらなかった。今もお裁縫なんかはできないの」と苦笑い。そう話す一方で、結婚後にはピアノ講師の資格を取得。現在も現役で指導に当たっている。

 ○…今後に関して、「自分なりに納得の充実した碁が打ちたい。言葉では簡単だけど、それが難しい」と語る。そのために勉強は欠かさない。実際に碁石を並べたり、本を読んだり、パソコンでの対局を行うなど多くの時間を費やしているという。「この人生、碁を覚えて本当に幸せ。楽しいし、退屈もしない。何より、いつでも希望に燃えていられるから」。碁を覚えてから50年が過ぎた今も、さらなる高みを目指し、歩みを止めることはない。

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