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旭区版 掲載号:2015年1月29日号 エリアトップへ

2月12日に開かれる旭図書館郷土史講座「畠山重忠の生涯」の講師を務める 牧田修俊(ながとし)さん 都岡町在住 75歳

掲載号:2015年1月29日号

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尽きない探究心携えて

 ○…二俣川で散った鎌倉武将・畠山重忠。壮絶な最期がクローズアップされがちだが、重忠の生涯には「名将」と称される所以のエピソードが数多く残っている。「一部分だけでなく、全体像を知ってもらいたい」。講座では、当時の時代背景とともに、重忠の生きざまを伝えていく。旭区で人気のある武将はどんな人物だったのか。誰にでも理解してもらえるような、わかりやすい講座を目指す。

 ○…区内の名所や史跡をガイドする「旭ガイドボランティアの会」顧問を務める。「貧乏暇なしでね。勉強で忙しい」。定期的に開催するウォーキングイベントでは、事前にコースを3回は下見をするなど余念がない。ガイド中に持ち歩くメモ帳にはぎっしりと細かな情報が書かれていて、日々更新されている。「ガイドが無言でいたらつまらないから。自分なりにメモするようにしてる」。知らないことがあれば、すぐさま情報収集。知識も積み重なる。

 ○…生まれも育ちも、都岡町。しかし、当時小学4年生だった孫に都岡町の歴史について質問されたときに、何も答えられなかった。「後世のために、郷土の歴史を活字で残したい」と郷土史書の製作を始めることに。理系出身で歴史に詳しい訳でもなく、全くのゼロからのスタート。それでも、地元住民への聞き取りや、新聞記事、文献などによる事実関係の裏付け作業を地道に重ね、4年前に「都岡村の今と昔」を自費出版した。「本がないと、残っていかない。やってよかった」と振り返る。

 ○…日中はフィールドワーク、夜は資料作成に勤しむ。重忠に関する書籍の執筆も構想中で、今はそれが大きな目標となっている。「コツコツ飽きずにやることが大切。一日があっと言う間で、生きがいにつながっている」と充実した笑顔を見せる。「歴史を調べていくと、疑問に思うことばかりで、終わりがない」。尽きない探究心を携え、歴史を追っていく。
 

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