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旭区版 掲載号:2015年10月29日号 エリアトップへ

若葉台芸術祭の企画を中心となって進める 山本 育三さん 若葉台在住 76歳

掲載号:2015年10月29日号

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団地の文化活動、次世代へ

 ○…「若葉台 世代をつなぎ 新たなステージへ」。若葉台連合自治会などが掲げるスローガンだ。「若葉台も世代交代の時期に来ている」。記念コンサートの出演者として、若葉台出身の若手音楽家に声をかけたのは、「若葉台の文化活動を次世代につないでいきたい」という思いがあるから。約一年前から、若葉台スポーツ・文化クラブの仲間たちと、企画を練り上げてきた同コンサートの成功を願う。

 ○…自身が若葉台団地に入居したのは34年前。「自然がたくさんある点がとても魅力的でした」と当時を振り返る。入居直後に若葉台混声合唱団のコンサートを聴き、同サークルに入団。「聴いていて鳥肌が立つほど感動しました」。その後、「団地のサークル活動をもっと盛り上げたい」と、仲間と現在の若葉台スポーツ・文化クラブを立ち上げ、多くの企画の運営に携わってきた。「地域活動に興味があって。イベントが成功すると『やったぜ』という達成感がありますね」と笑顔。

 ○…東京都の生まれ。「兄が建築の仕事をしていたことなどが影響して」大学では建築を学ぶ。大学院に進学し、卒業後は関東学院大学で建築学の視点からマンション管理について研究。教授としても70歳になるまでの43年間、教壇に立ち続け、自身の研究室から300人以上の学生を送り出した。「親子二代に渡り私の研究室を出た人もいて、そういう人がいるのは教授冥利に尽きるね」と嬉しそうに話す。現在は同大学の名誉教授に就任し、講演会を行うなど活動を続ける。

 ○…趣味は菜園やスキー。合唱団の活動についても「楽しいですよ。歌もマンション管理も、皆の気持ちを揃えることが大切なんです」とユーモアを交えて語る。今後も専門性を生かし、「若い人が街づくりの担い手を引き継いでいく『世代循環型団地』を目指したい」と地域への思いもまだまだ尽きない。誰かのためにという気持ちが今日も自分を奮い立たせる。

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