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旭区版 掲載号:2015年11月26日号 エリアトップへ

イングリッシュハンドベルグループ「クローバーベルフレンズ」の指揮者を務める 大塚 安宏さん 本宿町在住 69歳

掲載号:2015年11月26日号

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「音を楽しむ音楽」をつくる

 ○…指揮者であり作曲家、さらに教育者の顔も持つ音楽家。そんな自らが指導、指揮を執るイングリッシュハンドベルグループの一つ「クローバーベルフレンズ」が、今年も恒例のクリスマスコンサート行う。信頼できるメンバーと「聴いている方に感動を与えられる音楽」を届けるため、今日も指導に熱を込める。

 ○…ハンドベルの出合いは37年前、まだその楽器が日本に伝わってきたばかりの頃だった。「はじめは単純でつまらない楽器だと思いました」。しかし、当時、音楽教諭をしていたことが、ハンドベルの持つ教育楽器としての側面に気付かせてくれた。「協力して音楽をつくることが大事な要素なんです」。日本でこの楽器を普及させるには、民謡などにみられる、日本特有の音階で曲を作る必要があると考えた。「西洋の楽器を日本の音楽としてどう表現するか、挑戦したかった」。情熱は「日本で最初のハンドベル楽譜の出版」という形で実を結ぶ。

 ○…最初から音楽の道を志していたわけではない。「小学生の時の音楽の成績は1。苦手でした」。だが、高校の合唱部で指揮をするようになると、その面白さに夢中になった。「どうすれば歌い手の声が出やすくなるかなど、自己流で勉強しました」。音大では作曲を学び、中学校の音楽科教諭として就職。教壇に立つ傍らでオーケストラの指揮や作曲を続け、音楽に没頭する日々を過ごした。教諭仲間からは「君の本職はいったい何なの、と聞かれたことも多い」と笑う。

 ○…趣味だと話すのは、城郭めぐり。「歴史の現場に立ち、昔に思いを馳せると興奮します」。これまで作ったハンドベル曲は160を超え、今では全国各地の都市や、外国からも講習会の講師依頼が舞い込む。城郭を見て回るのは、講師として地方を訪れる際の密かな楽しみだ。たくさんの人々に「仲間と音楽をつくる楽しさ」を伝えるため、まだまだ休む暇はない。

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