全国高等学校総合体育大会(インターハイ)が7月28日(木)に開幕する。旭区からはバスケットボール、陸上競技、剣道、フェンシングの4競技に区内高校の生徒らが出場。インターハイを間近に控えた選手たちを紹介する。
旭高バスケットボール
旭高校女子バスケットボール部は、4年連続6回目の出場。予選大会決勝リーグで3戦全勝を果たし勢いに乗る。顧問の講武達雄教諭はチームについて「予選大会では、試合の前半に点差をつけられるゲームが多くなってきた」と話す。菊地真琴主将(3年)は「1年の時からインターハイに出ているがまだ勝てていない。まずは初戦突破。そして、その後の試合も勝てるよう頑張りたい」と意気込む。さらに「自分たちがここまで来られたのは先輩たちが積み上げてきたもののおかげ。先輩たちの思いも感じて頑張りたい」。初戦は県立富岡東(徳島)戦。7月31日、会場は広島市。
希望ヶ丘高 陸上競技
薄田健太郎君(3年)は800mに出場。「今は調子もいいので、不安よりも楽しみの方が強い」と大会を心待ちにする。
中学1年生から陸上を始めた薄田君は、先輩の勧めもあり、陸上の強豪校・希望ヶ丘高校に入学。入部当時は「実力がなく、インターハイに出場できるなんて思ってもいなかった」。転機となったのは、2年の秋に行われた新人大会。結果は予選敗退と涙をのんだ。そこから悔しさをバネに練習に臨み、インターハイも意識し始めた。
183cmの高身長で、足の長さを生かした、ゆったりとしたフォームの走りが持ち味の薄田君。ハイペースで800mを走り抜ける。「周りの人もすごく喜んでくれている。入賞目指して頑張りたい」と意気込む。7月31日・8月1日、会場は岡山市。
希望ヶ丘高 剣道
「3年間やってきてよかった。出るからには上位を目指して頑張りたい」と話すのは、剣道女子個人に出場する細田知公(ちひろ)さん(3年)。
細田さんは5月29日に行われたインターハイ神奈川県予選で準優勝。予選会のときは、実は本調子ではなかったという。「やれることは全部やろうと思って、一戦一戦取り組んだ」。力を出し切った結果、1年生の時から目指してきたインターハイへの切符を手にした。
小学校2年生から剣道を続けてきた細田さん。スピードがあり、バネのある動きが持ち味だ。顧問の今里学教諭は「今まで一生懸命稽古に励んでいた。自分らしい剣道をやって、上位を目指してほしい」とエールを送った。細田さんは「インターハイまであと1カ月あるから、まだできることはある。精一杯できることをやって、悔いのないよう、やりつくしたい」と気を引き締めた。8月4日・5日、会場は岡山市。
横浜商大高 フェンシング
坂場(さかじょう)有華(ありか)さん(3年)は5月に藤沢市で行われた予選で2位となり、初のインターハイ本選出場を決めた。「これまで良い結果が出せていなかったから、高校最後の年なので何としてもインターハイに行きかった」と予選を振り返り、熱く思いを語る。
坂場さんがフェンシングを始めたのは小学5年生のころ。「何か特技を持ちたい」と思っていた時に、母に勧められたという。小学生の時から全国大会出場など、大きな舞台で活躍してきたが、高校では良い結果を出せていなかった。毎日部活で3時間、自宅で1時間の練習のほか、都内のフェンシングクラブへの”出稽古”などで、技に磨きをかけてきた坂場さん。「目標は優勝です。難しいと思うけど、目標は高くしないと良い結果につながらないと思うので」と本選に向けた意気込みを話す。
本選・個人は山口県岩国市で7月30日に開幕。坂場さんは、フルーレという胴体を突くとポイントになる種目に出場する。
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