万騎が原小学校(板垣嘉一郎校長)で9月3日、同校と万騎が原小学校地域防災拠点運営委員会(佐川三男委員長)の合同防災訓練が行われた。訓練は、同校児童らの在宅中に大規模地震が発生したことを想定。児童らが保護者とともに学校へ避難するというもの。
今年4月に発生した熊本地震や、過去の東日本大震災では高齢者などの社会的弱者も多く犠牲になった。今回の訓練では、児童らが保護者とともに避難する際に、近隣住民に対して安否確認や避難の呼びかけを行う取り組みを初めて実施。日ごろ、つながりが希薄になっている児童と地域住民の接点作りも目的とされた。板垣校長は「いざという時、近隣にいる人のことを気にかけるきっかけになれば」と話す。
同校では、簡易トイレ、救出器材などの展示などが行われ、登校した児童らはクラスごとに見学を行った。1年生の娘とともに家族で訓練に参加した川端康介さんは「避難所のスペースの展示や炊き出しなどが行われて、被災した際の具体的なイメージがわいた」と感想を話した。佐川委員長は今回の訓練で声かけが上手くできたかどうかについて「まだ分からないが、今後も繰り返し訓練していくことが必要」と振り返った。また、児童らについては「災害時、学校に来ればこのような設備があることを知ってほしい」と語った。
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