地ビールの醸造販売を行う(株)横浜ビール(中区)から、瀬谷区竹村町にある岩崎農園で作られた小麦を使ったビールが販売されている。商品名はずばり「瀬谷の小麦ビール」。8月にお披露目された新麦ビールは、岩崎良一さんの写真入りラベルで、「生産者の思いを伝えたい」という同社の思いが表れている。
元々小麦の生産が多かった瀬谷区だが、安い輸入小麦に押され生産量が激減。市内で小麦を生産する農家はほかにもあるが、商品として出荷する農家は僅かだ。2014年から横浜ビールが小麦の生産を委託。今年は種まきから麦ふみ、収穫まで同社スタッフが手伝い、約1300kgを収穫した。
「瀬谷に小麦があることをもっと知ってもらいたい」と岩崎さん。新麦ビールは「飲む瞬間にふわっと小麦の香りがする。すっきりとした飲み心地でどんな料理にも合う」と太鼓判。
同社の太田久士社長は、「地元の人が誇りに思ってもらえるビールになれば。ピザや麺など、瀬谷の小麦を扱う飲食店が増えたら嬉しい」と語った。
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