旭区版 掲載号:2017年6月22日号
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若手演奏家育成を目的とした『MMCJ』を主宰する 大友 直人さん 都内在住 59歳

演奏家を横浜から世界へ

 ○…「クラシック音楽を世界共通の文化としてさらに浸透させていきたい」。そんな思いから若手演奏家を育てる国際教育音楽祭『ミュージック・マスターズ・コース・ジャパン(MMCJ)』が今年で17回を迎える。各国から才能あふれる21人が横浜に集い、世界トップクラスの講師陣とともに約3週間にわたり密度の濃い時間を過ごす。

 ○…30年ほど前、志を同じくするアラン・ギルバート氏(現、ニューヨーク・フィルハーモニック音楽監督)とともに、演奏家育成の実践的な取り組みついて話し合っていた。この構想が経済界や教育界、文化関係者から支持を得て01年に千葉で産声をあげた。その後、11年から横浜に拠点を移し、修了生は延べ483人を数える。「世界に誇れるプロジェクトです。ぜひ一人でも多くの方に知ってもらいたい」

 ○…東京都出身。桐朋学園大学を卒業後、小澤征爾氏や秋山和慶氏らに師事。その後、日本フィルハーモニー交響楽団正指揮者などを経て、現在は群馬交響楽団音楽監督をはじめ東京交響楽団名誉客演指揮者、京都市交響楽団桂冠指揮者、琉球交響楽団音楽監督を務める。中学生で音楽の道を意識したというが、「生計を立てるのは難しいと分かっていたのでしょう。小学生のころの作文では、将来の仕事は自動車会社の副社長」と笑った。プライベートでは、小編成の室内楽をはじめ、歌謡曲からポップスにジャズ、フュージョンなど幅広いジャンルを耳にする。「音楽の魅力を知ることができて、僕は幸せ者です」と目じりを下げた。

 ○…MMCJについて「生まれも言語も異なる若手音楽家が、ひとつの演奏を作り上げる。これは見方を変えれば国際文化交流そのものであり、相互理解そのもの」と評価する。資金確保が最大の課題としつつも、日本発のこの取り組みを通して「幅広い見識、感覚をもった人材を育てていきたい」と語った。

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