相模鉄道株式会社(滝澤秀之社長)は6月16日、視覚障害のある乗客への正しい対応を学ぶ研修を湘南台駅で行った=写真。同研修の開催は今回が初めて。近年、複数の鉄道路線で視覚障害者がホームなどに転落する事故が発生していることを受けて、乗客がより安全に鉄道を利用できる環境のために実施された。
研修には、同社の駅係員や乗務員など約30人が参加。(公財)日本盲導犬協会神奈川訓練センターの職員が講師を務めた。
実習では、参加者が2人1組になり、実際に駅構内などで案内や誘導方法を確認。ペアの片方がアイマスクを着用し、視覚障害を疑似体験した。参加者らは「下り階段が怖い」などの感想を口にしていた。
自らも実習に参加した相鉄の滝澤社長は「駅構内には(障害者らのための)設備があるが、パートナーの肘を持つ方が安心だった。最終的に大切なのはコミュニケーション」としサービス向上に向けた研修の意義を語った。
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