鎌倉時代に活躍した旭区ゆかりの武将・畠山重忠の命日である6月22日、薬王寺(鶴ヶ峰本町)で慰霊祭が開かれた。旭区観光協会(佐々木明男会長)主催。
重忠は鎌倉へ向かう途中に現在の鶴ヶ峰付近で討ち死にしたといわれており、区内にはゆかりの史跡が多数残っている。慰霊祭は毎年の命日に合わせて実施されており、今年は地域住民や区内選出議員、関係者など約80人が参列した。
開式すると同寺の喜田孝彦(こうげん)住職など保土ヶ谷・旭区仏教会所属の住職たちが読経し、参列者たちが焼香。続く法話では、重忠の生涯などが伝えられた。最後には鶴詠会の「重忠公和讃」、旭扇会の「重忠節踊り」が奉納され、参列者全員で重忠をしのんだ。
佐々木会長は「重忠公がこの地で生涯を遂げてから今年で812年。毎年多くの方々のご協力でしのぶことができ、皆さんには感謝しています。これからも長く続けていきたい」と話した。
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