旭消防署や旭警察署などの多機関による「爆弾テロ合同訓練」が2月28日、神奈川中央交通(株)中山営業所(旭区白根町)の敷地内で行われた。
横浜市内で開催される「ラグビーワールドカップ2019」と、「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」など大規模イベントの開催に備え、初動対応能力の向上や、各関係機関の連携強化を図る目的で実施されたもの。第二機動隊や緑消防署、神奈川中央交通(株)、聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院の横浜救急医療チーム(YMAT)も加わり、全団体から約100人が参加した。
訓練はテロ行為を行う犯人が運転する車両がバスに衝突し、爆弾をバスに仕掛けられたという事件内容。犯人は警察官によってすぐに取り押さえられたものの、爆弾が爆発し、乗客や周囲にいた歩行者などに多数の負傷者が発生した想定で進められた。
現場は警察や消防の車両なども一斉に集まり、騒然とした雰囲気に。消防署による指揮本部が迅速に設置された後は、救急隊とYMATが負傷者のトリアージなどを進めていった。
終了後、旭消防署の大山潔署長は「ラグビーワールドカップや東京五輪などの大規模イベントを踏まえ、市内でもテロが発生する可能性がある。今後も関係機関一丸で、テロ災害に対応できる訓練に取り組んでいきたい」と話していた。
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