神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
旭区版 公開:2018年4月12日 エリアトップへ

横浜市内ひきこもり 中高年も該当、浮き彫りに 推計1万2000人

社会

公開:2018年4月12日

  • LINE
  • hatena

 横浜市は、昨年初めて実施した40〜64歳を対象とした「市民生活実態調査」の集計結果をこのほど発表し、ひきこもり状態にある市民が推計1万2000人いることが分かった。市は今後、内閣府調査なども分析し、対策を検討する考えだ。

 ひきこもりとは、ほとんど家から出ない状態が6カ月以上経過し、病気や介護・育児を理由にしない人を指す。今回市が40〜64歳を対象に調査を実施した背景には、近年ひきこもりの長期化や高齢化に対する社会的関心が高まっていることがあった。調査の結果、同年代約131万1000人中、約1万2000人が引きこもり状態にあることが推計され、高年齢化が浮き彫りとなった形。これに対し市の担当者は「これまで若者の問題とされてきたが、中高年も該当することが分かった」と話し、主な要因を「企業の雇用形態の変化や、仕事のスピードが求められるようになったことなど様々なことが考えられる」とした。主な項目ではひきこもり状態になったきっかけで最も多かったのが「人間関係がうまくいかなかった」。また、ひきこもりになってからの期間を「10年以上〜20年未満」と回答した人が最多だった。

 中高年の支援については、各区役所に高齢・障害支援、生活困窮者自立支援、就労準備支援などの相談窓口を設置しているが、今回の調査の結果を受け、市担当者は「統計を取れたことに意味がある」とした上で、「内閣府実施調査の結果などを考慮し、市としてのどのような対策ができるのかを検討したい」と話している。

「子ども・若者」前回比増

 一方で、15〜39歳を対象とした「横浜市子ども・若者実態調査」を2012年度以来2度目の実施。ここでは前回調査のから約7000人増の約1万5000人がひきこもりと推計する結果となった。普段自宅でしていることについての問いでは、今回新たに加わった「スマートフォン」が79・1%と、前回もっとも多かった「テレビを見る」を上回った。

 これまで市は「横浜市子ども・若者支援協議会」らと連携しながら様々な支援を実施してきた。また、昨年には全区役所に無料の専門相談窓口を設置したほか、今年度は各区でセミナーや相談会を実施予定。市では「引き続き支援体制を整えていきたい」としている。

全国展開だから安心査定

ただいま査定額40%アップ実施中です。

https://www.otakaraya-shop.jp/akuwa/

<PR>

旭区・瀬谷区版のトップニュース最新6

今の風景を次世代へ

写真と楽しむ会

今の風景を次世代へ

原中コミスクで作品公開

4月25日

活性化へ3者協定締結

若葉台団地

活性化へ3者協定締結

大学の専門性を生かす

4月25日

歩道橋にEV設置へ

三ツ境駅北口

歩道橋にEV設置へ

市、25年度の完成目指す

4月18日

知る会で地域住民と交流

ウクライナ避難民

知る会で地域住民と交流

鶴ヶ峰の犬飼さんが企画

4月18日

森ラボ(旭区)が受賞

横浜・人・まち・デザイン賞

森ラボ(旭区)が受賞

地域住民と芸術作品制作

4月11日

「居場所」担い20年

親子のひろばまんま(瀬谷区)

「居場所」担い20年

25日から周年行事

4月11日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月18日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

  • 7月20日0:00更新

旭区・瀬谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

旭区・瀬谷区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook