旭警察署(市川弘幸署長)は振り込め詐欺の被害を抑止するための新たな対策として、電話機に取り付ける録音機の無償貸与を始めた。
録音機は神奈川県警察が旭区や港北区など、昨年被害が多かった地域に貸し出しているもの。電話機に取り付けることで、呼び出し音の前に「音声が録音されます」などというメッセージが流れ、通話音声を自動で録音。メッセージが電話を掛けた犯人への警告にもなり、前兆電話などが減ることが期待できるという。
区内では特に被害が多かった地区を中心に、4月から順次一般家庭に貸し出している。取り付けから1カ月ほど経過したという夫婦は「実際に不審な電話が減ったと思う」と話す。
今年に入ってから区内での被害状況は37件、約1億3000万円(5月16日時点、手集計)。被害額はすでに昨年1年間に匹敵する状況だ。「被害を1件でも減らすため、今後も取り付けを進めていく」と同署生活安全課の担当者。貸し出しは在庫が無くなり次第終了する予定だという。
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