旭区保健活動推進員会の会長を務める 齊藤 由紀子さん 若葉台在住 72歳
「心と体の健康」のため尽力
○…今年、制度発足から70周年を迎える横浜市の保健活動推進員。「横浜市衛生奉仕員」制度から始まり、長年にわたって地域住民の健康に関わる活動を支えている。旭区では19地区、約360人の会員が所属。「地域の皆さんの心と体の健康づくりを推進していくことが私たちの役割」と、まっすぐな視線で語る。
○…自治会から誘われて、活動に携わるようになったのは23年前。気心の知れている知人が会員だったこともあり、声掛けに応じて活動を始めた。現在の「保健活動推進員」という名称になった2001年には、若葉台地区の会長に就任。旭区全体では理事、副会長を経て会長を務めて4年目を迎える。「まずは自分や周りの人が困っていることをやる。それが広がって地域の皆さんのためになっていくはず」という思いで、さまざまな活動を企画。町ぐるみ健康づくり教室や子育て支援活動など、子どもから高齢者まで幅広い世代を対象に展開してきた。
○…若葉台に住んで40年近く。住民同士のつながりが若葉台の特徴の一つだという。「保健活動推進員の活動もそうだけど、私は周りの人に恵まれたからさまざまな活動ができている」。自身は昔習っていたお茶の経験を生かして保育園児に指導するなど、特技を生かして地域貢献にも励む。
○…会としてはこれまでも検診や献血の支援などに協力し、地域住民の健康に貢献。近年は行政のデータや同会が行った体力測定の結果から、高齢者よりも若い世代の健康意識が低いことが旭区における課題に挙がっている。「健康は若い頃からの積み重ね。若い世代から将来を見据えた健康づくりをもっと進めていきたい」。少しでも多くの人々が長く健康に過ごすため、仲間と共に力を尽くしていく。
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