神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
旭区版 公開:2018年11月15日 エリアトップへ

県書店商業組合 新理事長に有隣堂・松信氏 「個性ある店づくりが必須」

文化

公開:2018年11月15日

  • LINE
  • hatena
抱負を述べる松信理事長
抱負を述べる松信理事長

 神奈川県書店商業組合の理事長にこのほど、(株)有隣堂代表取締役会長兼社長の松信裕氏(74)が就任した。

 県書店商業組合は県内の約170店舗が加盟。書店同士の連携を通した業界振興などを目的に活動している。松信氏の理事長就任は今夏行われた総会で決定した。

読書は人の血肉に

 書籍の販売額は1996年をピークに減少の一途をたどっており、歩調を合わせるように書店もその姿を消している。松信理事長は「必ずしも活字離れは起こっていない。インターネットの文章は多く読まれている」との認識を示しつつ、情報がわかりやすくまとめられたサイトを読みすぎるのは「危険」と指摘。「本当に人の血肉になるのは、やはり読書」と話す。

 だからこそ、書店を無くしてはいけないという思いは強い。この状況下で今後書店に必須となるのが「個性ある店舗づくり」だという。

地域性ふまえ工夫を

 松信理事長は「書店を取り巻くシステムに課題がある」と話す。

 一般的に書店は、仕入れた書籍が売れ残った場合、出版社に返品できるシステム(委託販売)をとっており、在庫のリスクがないというメリットがある。一方で、出版元から定期的に届けられる書籍を「ただ店頭に並べるだけ」という状況が生まれやすいと説明する。

 本が売れるかどうかは「出してみないとわからない部分がある」と松信理事長。そのため予想は難しいが、書店を取りまく厳しい状況を踏まえると、在庫リスクを負ったうえでも自ら本を選んでいくことなどが求められるとする。「各店舗は地域性などを考え、様々な工夫を凝らしていくことが必要になってくる。当社で実践しリードしていくことも私の仕事だと思う」と語った。

旭区・瀬谷区版のローカルニュース最新6

中小企業のDX・デジタル化支援へ補助金

中小企業のDX・デジタル化支援へ補助金

市、上限100万円と10万円の2コース

4月20日

みなとみらいで「スター・ウォーズ」の世界を体感

みなとみらいで「スター・ウォーズ」の世界を体感

4月26日〜5月6日、イベント多数

4月19日

三溪園 重要文化財の内部を期間限定で特別公開

「思いやりをもって運転を」

「思いやりをもって運転を」

瀬谷署らが交通安全啓発

4月18日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月18日

傾聴スキルの取得目指す

傾聴スキルの取得目指す

ボラ団体 講座受講者募る

4月18日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月18日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

  • 7月20日0:00更新

旭区・瀬谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

旭区・瀬谷区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook