旭区内で「ボッチャ」を普及させる動きが進んでいる。進めているのは一般社団法人あさひ区民利用施設協会。区制50周年に合わせて来秋には大会を企画中で、体験会なども各地で行われている。
ボッチャは障害者スポーツとして普及し、2020年東京パラリンピックの正式種目として行われる競技。ジャックボールと呼ばれる白い目標球に赤・青それぞれ6つのボールをいかに近づけられるかを競う。
区内で地区センターやコミュニティハウスなど11施設を管理運営するあさひ区民利用施設協会では、障害の有無や年齢に関係なく多くの人々が参加できることから、ボッチャを来年の区制50周年を盛り上げるための独自企画として採用。来年に区内各地で予選会を開き、各予選を勝ち抜いたチームを集めた「あさひボッチャ選手権」を開催する方針だ。
独自ルールで楽しみやすく
競技を普及させていくため、現在同協会では旭区独自のルールも考案中。例えば多くの人で楽しむために3人から6人でのチーム戦のみに限定し、コートは通常よりコンパクトにして狭い施設でも実施できるように配慮。また、パラリンピックではチーム内でのアドバイスなどは禁止されているが、そのような制限は設けず楽しみ盛り上がりながらプレーできるように考えられている。
ルールは年内を目途にまとめ、ルールブックを製作。審判講習なども行い、大会開催に向けて準備を整えていく。
各施設で体験可能
すでに同協会が管理運営する11施設には競技用具が用意されており、施設によっては簡単な体験コーナーも設置されている。鶴ヶ峰コミュニティハウス(鶴ヶ峰本町)では12月16日(日)に体験会を開催。また、都岡地区センター(今宿西町)では来年1月24日(木)に実施予定など、年明け以降は各地で体験会やチーム登録を本格的に行っていく予定だ。
これまでに10月の区民まつりや、11月の本村スポーツ会館でのイベントでも体験が行われ、同協会によると参加者からは「面白い」「ぜひ練習したい」という声も上がっているという。同協会の仲俣正之事務局長は「ボッチャは子どもから高齢者まで皆が楽しめる競技。旭区の新しい魅力として、定着させていきたい」と話している。
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