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旭区版 公開:2019年1月1日 エリアトップへ

旭区50周年への思い語る 下田区長、新春インタビュー

社会

公開:2019年1月1日

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インタビューに答える下田区長
インタビューに答える下田区長

 本紙では、昨年の振り返りや現状と課題などについて、下田康晴区長に新春インタビューを実施。下田区長は、旭区がSDGs(エスディージーズ)(持続可能な開発目標)の一環として取り組んでいる「大規模団地再生事業」や、今年50周年を迎える旭区についての思いなどを語った。(聞き手/本紙・渡部賢)

  ――2018年を振り返り、印象に残る出来事などを教えてください

 「4月に旭区長に就任しまず実感したことは、旭区では人口減少や少子高齢化による複雑化した様々な課題に直面しているものの、地域が中心となって様々なパートナーとの連携により解決に向け取り組んでおり、国連が定めた2030年までの目標であるSDGs達成に向けた取り組みを先駆的に行っているということです。今年度旭区は、『SDGs未来都市・横浜』の実現を先導する取り組みとして、公民連携の窓口『SDGs若葉台フロント』を設置しました。その結果、若葉台団地において、大規模団地再生の一環としてモビリティ(地域の移動)と連携したまちづくりが始まりました。これは企業や大学などとの協働事業化にフロントが関わった初の成果です。次に、ジョイナステラス二俣川が4月にオープンしたことを挙げたいと思います。開業記念セレモニーには、多くの方々にお集まりいただき、皆さんがこの日を楽しみにしていたことを実感しました。二俣川駅周辺の風景も大きく変わり、旭区の拠点駅として魅力が高まっています。昨年は、コミュニティバスにとって転機の年でもありました。四季美台地区を巡回するコミュニティバス『四季めぐり号』が10月に惜しまれながら運行を終了しました。現在、新たな事業者による再開に向けた調整が進んでいますが、6年にわたり地域の方々の生活を支え、愛されてきたからこそであり、これまでの間ご尽力くださった関係者の皆様に大変感謝しています。秋の里山ガーデンでは、公園愛護会の皆様の御協力により『あさひくん花壇』が入口を飾り、多くの方々をお出迎えしました。旭区の財産である里山ガーデンを区民の皆様で彩る素晴らしい取り組みだと思います」

「選ばれ続けるまち 旭の実現へ」区長インタビュー続き

 ――旭区の現状と課題、将来像をどのようにお考えでしょうか?

 「旭区はこの50年間で、経済成長に伴う大規模な人口流入を経験し、そして2003年をピークとして人口減少傾向に転じました。東京圏への転出超過や子育て世代の減少など、少子高齢化と人口減少が進み、様々な課題が複合的に発生しています。旭区の明るい未来を描くためには、この状況を変えていくことが重要です。一方で旭区は誕生以来、花や緑など『自然に触れ合える地域資源』(こども自然公園やズーラシア、里山ガーデンなど)や健やかなライフスタイルを支える『区民スポーツや文化芸術事業』などの財産や魅力を生み出し、地域のつながりを育んできました。旭区誕生50周年を迎える今、相鉄線とJR線、3年後の東急線も含め、都心直通化により、まちや人の流れが大きく変わろうとしています。この転機に、旭区が50年で培った財産や魅力を生かし、花と緑に囲まれた豊かな自然の中で、音楽・文化芸術・スポーツに気軽に親しめる旭区を発信・創造することにより、子育て世代など多くの方々に『選ばれ続けるまち旭』を実現していけるものと考えています」

 ――今年度の区運営方針の進ちょく状況などを教えてください

 「主な取り組みを三点、ご説明します。一点目は、大規模団地再生事業です。9月にまちの将来像と取り組みを示す旭区大規模団地再生ビジョンを確定・公表しました。若葉台団地においては、県住宅供給公社、(一財)若葉台まちづくりセンターと4月に連携協定を締結し、住民活動の支援や子育て世代に魅力を発信するためのワークショップなどを実施しています。また、横浜国立大学と11月に連携協定を締結し、地域交通に関する実証実験(コミュニティバスの運行ルート・走行位置の可視化)を実施するなど、企業・大学連携を進めています。左近山団地においては、8月にまちづくり方針を策定し、ハード再生の視点も含めて検討を進めています。また、団地に入居している学生や研究室の参加など、横浜国立大学との連携が進んでいます。ひかりが丘・西ひかりが丘団地においては、学校跡地の活用に関する事業者ヒアリングの結果を地域の皆様と共有し、地域ニーズを議論し、検討を進めています。二点目は、旭区誕生50周年記念事業です。今年度は、『旭区誕生50周年記念事業基本計画』を9月に策定しました。区役所・鶴ヶ峰周辺、ズーラシア・里山ガーデン、こども自然公園の3つのエリアを中心に、豊かな自然の中で音楽・文化芸術・スポーツを楽しめるイベントを開催することにより、子育て世代など幅広い世代の参加を呼び込んでいきます。すでにスタートしている企画もあります。『未来の旭区』を子どもたち(小学4〜6年生が対象)に描いてもらう絵画コンクールは現在募集中です。ご家庭の写真で旭区の50年を振り返る旭区デジタルアーカイブは1月15日から募集予定です。また、旭区広報動画を作成し、旭区ホームページで公開しています。1分程度の動画ですので、ぜひご覧ください。三点目は、健康生活支援事業(旭ウォーキングムーブメント創生)です。豊かな自然や公園を生かし、あらゆる世代が楽しくウオーキングに参加できるよう、ルートの整備やコンテンツの充実などの取り組みを進めています。また、「あさひまちウォーク」と題し、2月から3月にかけてスタンプラリーを開催し、最終日の3月9日は、鶴ヶ峰公園でウオーキングイベントを実施します。子どもたちによる楽器演奏や大人も子どもも楽しめる出店を用意しています」

 ――最後に区民に向けたメッセージをお願いします

 「旭区誕生50周年の記念となる年を、区民の皆様とご一緒に迎えられることを大変うれしく思います。豊かな自然環境をはじめ、文化芸術やスポーツの祭典など、旭区の魅力をさらに磨き、いつまでも選ばれ続ける区を目指してまいりましょう。本年もよろしくお願い申し上げます」

「旭区誕生50周年」をPRする下田区長
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