旭区(下田康晴区長)はこのほど、2019年度の区運営方針を発表した。基本目標は「子育て世代をはじめ多くの方々に選ばれ続ける『ふるさと旭』の実現〜『安心』『健やか』『ふるさと』〜」。郊外部モデルの取り組みを進めるなど、多くの世代に選ばれ続ける街の実現を目指す。
今年10月1日、区制50周年を迎える旭区。少子高齢化が進む中、旭区の「子育て世代」(25歳〜44歳)の割合は2019年現在21・8%。分区間もない1970年の39・9%から大きく減少し、2050年の予想値では20・0%になると見込まれている。一方、昨年4月二俣川駅南口再開発ビルが完成したほか、今年11月30日には、相鉄・JR線直通、2022年度下期には相鉄・東急線直通が予定されているほか、鶴ヶ峰駅周辺の相鉄線地下化に向けて準備が進められているなど、街の成熟度は増している。区は今後、区民が地域で安心して健やかな生活を送れるまちづくりを推進していくため、課題解決に向けた様々な取り組みを行っていく。
旭区が進める今年度の区運営方針の柱は、【1】「安心・健やかな暮らしの推進」、【2】「『SDGs未来都市・横浜』郊外部モデルの創造」、【3】「50周年を機に『選ばれ続けるまち』へ魅力継承・魅力発信」の3つ。37の自主企画事業(約1億326万円)や局と連携した事業などに取り組む。
【1】「安心・健やかな暮らしの推進」では、21年度から運用が開始される「第4期地域福祉保健計画」の策定に向けた取り組みのほか、地域の防犯・交通安全・災害などに関する事業を行っていく。また、引き続き「旭ウォーキングムーブメント創生事業」などの健康福祉事業にも取り組んでいく。【2】「『SDGs未来都市・横浜』郊外部モデルの創造」では、若葉台団地・左近山団地・ひかりが丘住宅・西ひかりが丘団地の大規模団地を擁する旭区として、引き続き「大規模団地再生モデル構築事業」に取り組む。これまでの事業の振り返りと成果をまとめ、団地再生ビジョンを具体化する。そのほか、SDGs(持続可能な開発目標)に関する様々な取り組みを行っていく。【3】「50周年を機に『選ばれ続けるまち』へ魅力継承・魅力発信」では、いよいよ10月1日に迎える、旭区制50周年に向けた「旭区誕生50周年記念事業」に取り組んでいく。「区役所・鶴ヶ峰」「ズーラシア・里山ガーデン」「こども自然公園」の3つのエリアを中心に行われる事業を通し、旭区の魅力の再認識や新たな魅力づくりに取り組み、発信をしていく。また、旭区伝統の「旭区民スポーツ祭」や旭区の魅力である自然を身近に感じられるような「水・緑・花を暮らしに取り入れた旭区魅力アップ事業」などにも取り組み、「ふるさと旭」への愛着を深めていく。区運営方針は旭区HP(https://www.city.yokohama.lg.jp/asahi/)でも公開されている。
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