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四季めぐり号 新たに運行開始 事業者はヒノデ第一交通(株)に

社会

掲載号:2019年6月6日号

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実証運行が始まった「四季めぐり号」と関係者(旭区提供)
実証運行が始まった「四季めぐり号」と関係者(旭区提供)

 昨年10月に運行を廃止していた四季美台・今川町地区を走るコミュニティバス「四季めぐり号」が、6月3日から新たに実証運行を開始した。事業者は保土ケ谷区にタクシー営業所を持つヒノデ第一交通(株)が担う。

 四季めぐり号は四季美台と今川町、本村町地区と最寄り駅の二俣川駅・鶴ヶ峰駅付近を結び運行していたコミュニティバス。同地区内は急な坂道が多く駅までも離れていることから、高齢者などの外出に影響があった。

 2008年、「横浜市地域交通サポート事業」(※)の取り組みとして地元の旭中央地区連合町内会が中心となりコミュニティバス等検討委員会を発足させた。タクシー事業会社の二重交通(株)が運行事業者となり、実証運行を経て13年から本格運行を開始。しかし、採算性などの問題もあり、18年10月に運行は廃止していた。

 その後も地域では新たな移動手段の確保に向けて横浜市や旭区と検討を進め、ヒノデ第一交通(株)(第一交通産業グループ)が運行事業者となることが決定。6月3日から実証運行が開始された。今後は1年間を通しての利用状況や乗客の意見なども取り入れながら本格運行を目指す。

ルート見直し効率化

 同連合町内会の遠藤章会長は運行再開に向けて「これまでのルートを見直し、効率化を図った」と話す。新たな運行区間は従来の乗客の利用率が高く、駅までのアクセスが良くない地域に限定。二俣川駅前を発着し、四季美台と今川町地区を1周する約3・7Kmの区間に見直した。所要時間は約23分を見込む。

 運行時間は従来通り平日午前9時台から18時台までで、1日12便。土日祝日と年末年始は運休となり、運賃は1人300円、未就学児は無料となる。車両サイズも従来の乗客定員13人のものから、9人のワゴン型車両に縮小した。

 実証運行が始まる前日の6月2日には、本村神明社で交通安全祈願が行われ、関係者29人が出席。新しいデザインを施された車両も披露された。

 遠藤会長は実証運行開始について「これまで多く利用してくれていた乗客のためにも再開できて、うれしい。本格運行に向けては乗客数が課題。高齢化が進む地域でもあり、従来の乗客数を基軸に増えていってくれたら」と期待を込めて話していた。

 ヒノデ第一交通(株)が所属する第一交通産業グループは全国38市町村122路線でコミュニティバスの運行実績がある。同社の安藤慎治取締役は「地域の皆様の安全安心な公共交通機関を目指したい」と意欲を示した。

※「横浜市地域交通サポート事業」…既存バス停から自宅までが遠い地域などで、生活に密着した地域交通の導入に向けた地域の主体的な取り組み(移動手段の確保や持続可能な運行)がスムーズに進むように、地域に対して市がさまざまな支援を行う事業。

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