旭区ではこのほど、区民の読書に関する取り組みを進めるための「読書活動推進目標」を改定した。区内で本に触れることができる場所を示した地図も刷新され、新たな5年で区民の読書活動をより推進していく。
旭区での読書活動推進目標は「横浜市民の読書活動の推進に関する条例」に基づき、2014年11月に策定。対象期間は18年度までで終了したため、昨年11月と今年2月に区民の意見を募るためにワークショップを開催するなど、新たな目標策定へ向けて議論が進められていた。
新たな目標は前回同様に「知る」「親しむ」「つながる」をキーワードにして作成された。「知る」では、本に触れることができる場所のマップ化や読み聞かせ活動など、本に関するさまざまな情報を提供することを明示。また「親しむ」では、世代を問わず読書を身近なものと感じてもらえるようなイベント企画や、図書館をはじめとした環境整備を掲げた。「つながる」ではビブリオバトルなどの体験で本を通した交流を進め、読書に関わる施設やボランティアのつながりを強めていく方針だ。
書店やカフェも紹介
改定された計画に盛り込まれた本に触れることができる場所の地図「本と出会える場所マップ」は8月末に完成。前回の計画に応じて作られた「図書貸出施設マップ」は図書館や地区センターなどの公共施設の紹介が中心だったが、今回のマップには区内の書店や本を手に取ってくつろげるカフェなども一部掲載。前回よりも細かい情報がまとめられている。
旭図書館の川俣浩一館長は「図書館だけでなく、旭区ではいろいろな場所で本を手にとることができる。子どもから大人まで少しでも本に関心を持ってもらえるようなイベントや環境整備も進めていく」と話している。
目標をまとめたリーフレットと地図は図書館や区役所、地区センターなどで配布している。
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