「第63回神奈川建築コンクール」の一般建築物部門でこのほど、二俣川駅南口の再開発ビル「コプレ二俣川」が優秀賞を受賞。長年にわたる再開発プロジェクトをまとめ上げた総合力が評価された。
同コンクールは神奈川県内の建築物の質の向上と、安全安心で人や環境にやさしい魅力あるまちづくりの推進を目的に1956年から実施されているもの。県と横浜市など12市の主催で「住宅」と「一般建築物」の2部門で、県内の優れた建築物を表彰している。
63回目となる今回は両部門で76件の応募があった。部門ごとに学識経験者など6人からなる審査委員会で、建築物の企画力や設計力、施工力、環境、景観、福祉、防災に対する配慮について総合的に審査。それぞれで最優秀賞、優秀賞、アピール賞の作品を決定した。一般建築物部門は40件の応募があり、最優秀賞に1件、優秀賞に8件、アピール賞に2件が選ばれた。
都市計画の結節点に
コプレ二俣川は、二俣川駅南口地区第一種市街地再開発事業施設建築物として2018年4月に完成。「ジョイナステラス二俣川」が入る商業棟や住宅棟などからなる大規模複合拠点で、建築主は二俣川駅南口地区市街地再開発組合、設計者は大成建設(株)一級建築士事務所、(株)アール・アイ・エー東京支社、施工者は大成建設(株)横浜支店。
同事業は二俣川駅の駅舎だけではなく、集合住宅棟や公共施設の大規模開発となり、道路付け替えやトンネル設置も行われたもの。今回の受賞は、都市計画的にも結節点になる、長年にわたるプロジェクトをまとめ上げた総合力が評価された。
同組合の鈴木昭彦理事長は受賞について「この度は名誉ある賞を受賞し、大変嬉しく思います。今後も街のシンボルとして、景観の維持に努めて参ります」と語っていた。
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