横浜市は1月20日、旭公会堂でIR(統合型リゾート)に関する市民向け説明会を開催した。林文子市長らが出席し、291人の市民が参加。会場からは時折反対を訴える声やヤジも飛ぶ中、林市長らは参加者を前に市の目指すIRの姿などを説明した。
林市長は昨年8月、カジノを含むIRの誘致を表明。その最大の理由に年間で最大1200億円の増収効果が見込まれることをを挙げている。
候補地は 47 haの広大な敷地を有する山下ふ頭(中区)。市では市民の理解を得るために、昨年12月から各区で説明会を実施。旭区は8区目となり、3月までに全18区で開催が予定されている。
参加者は291人
参加は事前申込制で、旭区では定員400人に対して291人が参加した。市からは林市長のほか平原敏英副市長ら市幹部4人の計5人が登壇。説明会は2部に分かれ、前半は林市長による説明、後半は質疑応答が行われた。
林市長は市における観光の現状や、今後は人口減少や高齢化などから経済活力の低下や個人市民税の減少が進む一方で社会保障費は増加する状況を解説。福祉・子育て・医療・教育事業の推進やインフラ整備を進めていくには税収増が必要で、そのためにIR誘致を進めていくと説明した。
続く質疑応答は、当日配布された質問書で集めた質問に回答する形で実施。現場で集まった212枚の質問書から、司会者が無作為に抽出した質問書を読み上げ、「住民投票など民意を問うことをしないのか」「カジノなしのIRではダメなのか」といった質問に林市長らが応答した。当日紹介できなかった質問に対しては、ホームページ上で回答を掲載する予定だという。
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