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今宿西町 休耕地にワイン「ブドウ園」 3年かけ醸造目指す

経済

掲載号:2020年4月2日号

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ブドウ園予定地に立つ町田代表(本人提供)
ブドウ園予定地に立つ町田代表(本人提供)

 今宿西町にワイン用のブドウ園が開園する。管理するのは県内で唯一、日本ワインを専門に果実酒を醸造する横濱ワイナリー(株)(中区山下町、町田佳子代表)。3年かけて、このブドウを原料とした「横浜ワイン」の醸造を目指すという。

 同社は果樹園を持たない都市型ワイナリーとして、2017年に中区新山下に醸造場を開設。当初、県内ではワイン用のブドウの栽培がほとんど行われておらず、同社では主に国内各地からブドウを買い付け、横浜で醸造し販売してきた。

 17年に川崎市、19年に相模原市でワイン用のブドウを生産していたグループに出会い、協力を得て今年に入り初の神奈川県産ワインを出荷。代表の町田さんは「少しずつ生産者も現れてきた。いつかは横浜で栽培されたブドウでワインをつくりたかった」と話す。

 横浜での実現のきっかけは18年、町田さんがラジオ出演し、自身の取り組みについて話したこと。それを聞いた土地所有者から「ぜひ休耕地を活用し、横浜でワイン用のブドウを栽培してほしい」と申し出があった。町田さんは市を交えて調整を行い、1年かけようやく実現にこぎつけた。

耕作放棄地の課題

 ブドウ園の場所は、今宿西町にある約4000平方メートルの穏やかな南斜面地。町田さんは「日当たりが良い土地。神奈川県産ワインの経験を生かせたら」と意気込む。

 一方、近年農業人口が減少していくなか、市内でも使用されなくなった農地の増加傾向が続いている。町田さんは以前から耕作放棄地の問題に関心があり、「食料自給率の低下や高齢化、人口減少などと密接に関係しており、強いては経済にも大きく影響する。どこかで負のスパイラルを止めなければ」と話す。今回の開園を、耕作放棄地をワイン用ブドウ園に転換するモデルケースにしたいとも考える。

 同ブドウ園では3月28日、初めて苗木を植栽。20年は「シャルドネ」と「ピノ・ノワール」など100本ほどを栽培し、結実からワインの醸造までは3年を予定している。町田さんは「横浜は開港とともにワインが入ってきた土地。耕作放棄地が減り地産地消のワインが増えることで、横浜が『ワインの街』と呼ばれるようになったらうれしい」と話している。

栽培体験も

 同社では開園にあたり、ブドウの苗オーナーを広く募集している。会費は3年間で一口3万円(数限定)。入会記念ワインの特典やオーナーイベントへの招待、貴重なファーストヴィンテージになる「横浜ワイン」のプレゼントを予定。剪定や収穫など、ブドウ栽培の体験も楽しめる。

 希望者はhttps://yoko

hamawinery-shop.com/item-detail/311046で申し込みを。(問)【電話】045・228・9713
 

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