旭交通安全協会(小磯守会長)らにより、旭区内の各小学校で行われている交通安全教室。新型コロナウイルスの影響で例年より実施が遅れているが、校内放送の活用など新たな方法も取り入れながら進められている。
駅前でのキャンペーンやイベントでの啓発など、区内各地で交通安全を呼び掛けている同協会。小学校での「はまっ子交通あんぜん教室」は、10年以上に渡って区内全校で取り組んできた。例年は夏休みを安全に過ごしてもらいたいと7月までに全校で行ってきたが、今年は9月11日時点で25校中7校での実施にとどまっている。
各校で授業や行事などの状況は異なるため、実施に当たっては各校の意向をくみ取って内容を検討する。協会の会員らが学校に赴く従来の形から、教諭が事前に旭警察署・同協会の話を映像に収録して学校で放送するなど、学校ごとに今までにない方法も取り入れられている。
密を避けて学習
夏休み明けの9月7日には鶴ヶ峯小学校で実施。密を避けるために冒頭は校内放送を活用し、児童は各教室で旭警察署員の説明や映像を見てテレビを通して学習した。1年生向けにはその後、巻き込み事故などを実演=下写真。同校の荻原規彦校長は「コロナ禍とはいえ、交通安全は重要。実際に活動している本物の方々から学んでほしい」と話した。
児童の手紙 励みに
準備での苦労に加え、暑さが続く中で計画通りに教室ができず、中には当日現場でやり方を変更することもあるという。それでも同協会では、児童からの手紙や教諭らからの感謝の言葉を励みに活動に取り組んでいる。「手紙を頂いたのは初めてのこと。校内放送を使うなど初めてのことばかりだが、子どもたちの安全のためにできる限りのことをしていきたい」と小磯会長。今後も各校の要請に応じて実施していくという。
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