県政コラム 混乱をチャンスに変える 神奈川県議会議員 おのでら慎一郎
今回のテーマは「行政のデジタル化」と「マイクロツーリズム」です。
新型コロナの感染拡大でお粗末ぶりが露呈した行政のデジタル化。そこで政府は「新たな日常」構築の原動力となるデジタル化への集中投資を「デジタルニューディール」と名付け、10年かかる改革を一気に進めると意気込んでおり、新総理の下で「デジタル庁」も発足する予定です。
6月17日の県議会代表質問で私は、部局や自治体ごとに縦割りになっているデジタル環境の壁を取り払い、切れ目なく繋がることでイノベーションを起こすDX(デジタルトランスフォーメーション=デジタル技術による社会の変革)の推進を知事に質し、同意を得たところです。
デジタル相に期待
また、本県のデジタル戦略遂行のため実戦に長けたCIO(情報統括責任者)とCDO(データ統括責任者)を検討するよう要望していましたが、両者を兼務する形でLINE(株)執行役員の江口清貴氏が就任しました。
そして、9月17日未明に行われた平井卓也デジタル改革担当大臣の就任会見。DXに向けた課題認識などにわが意を強くしました。
早速、開催中の県議会定例会に公明党が中心となり、地方行政のデジタル化推進において国がその役割を十分に果たすことを求める「地方自治体のデジタル化の着実な推進を求める意見書」を提案します。
近くにある楽園へ
さて、「Go To トラベル」は東京発着の除外や感染拡大への警戒から混乱含みのスタートとなりましたが、私たちが旅のスタイルを見直す契機となりました。団体旅行から小グループでの旅へ。連休集中型から休暇分散型へ。そして、遠くへ1回行くよりも近距離圏へ何度でも。
このように3密を避けて短距離移動で旅するマイクロツーリズムを神奈川県内で楽しむ旅行商品『地元かながわ再発見』が、県民を対象に10月8日から販売されます。
横浜、鎌倉、箱根への旅行は1人1泊あたり最大5000円、日帰りは最大3000円を補助。それ以外の県内地域への旅行は1人1泊あたり最大7500円、日帰りは最大5000円の補助となり、Go Toトラベルとも併用できます。
(問)専用電話【電話】045・277・0773
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