神奈川県中学校総合体育大会(県中総体)の陸上競技が10月3日に等々力陸上競技場=川崎市=で行われ、今宿中学校3年の山村心弥(みや)さんが女子1500mで優勝した。旭区内の学校からは今大会で唯一の優勝となる。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、大会などの中止が相次いでいる今年。県中総体でも総合開会式や陸上と駅伝を除く15競技が中止となり、陸上も無観客で開催された。
山村さんが出場した1500mは例年の予選・決勝ではなく、記録で順位を決めるタイムレース決勝で実施。「3年の今年は自分からレースを盛り上げたいと思っていた」と振り返る山村さんは、序盤から自分のペースでレースを引っ張った。昨年までは中盤で失速してしまうところが課題だったが、今回は最後までペースを維持してゴール。記録は4分47秒04で自己ベストの43秒台には届かなかったが、初めて県の頂点に立った。
「タイムはまだまだだったので、優勝すると思っていなかった。楽しく走れたし、終わった後はすっきりした気持ちだった」と山村さん。コロナ禍で部活動ができずに気持ちが落ちてしまうこともあったというが、家族の支えや仲間と連絡を取り合いながら、練習を積み重ねてきた結果が実った。
来週24日(土)・25日(日)には市の駅伝大会を控え、チームでの県大会出場、個人での区間賞獲得が次の目標だ。高校進学後も陸上を続けていく考えで、山村さんは「日々の練習を続けて成長していけるようにしたい」と話している。
1校、3人が入賞
山村さんのほか、今大会では区内の学校から1校、3人が入賞した。入賞者は以下の通り(順不同、敬称略)。
▽女子低学年4×100mリレー/3位希望が丘(松井美紅・荻田智晴・出縄優理亜・加藤菜々)▽女子走幅跳/7位加藤菜々(希望が丘)▽男子800m/3位佐藤琉輝也(鶴ヶ峯)▽男子1500m/5位藤尾岳穂(万騎が原)
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