神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
旭区版 公開:2021年1月28日 エリアトップへ

指定管理施設 200カ所以上で減収 市、一部補助も

社会

公開:2021年1月28日

  • LINE
  • hatena
旭区民文化センター・サンハート
旭区民文化センター・サンハート

 横浜市所管の指定管理施設のうち231施設が、昨年の緊急事態宣言による休館等に伴い減収に陥っている。市では昨年12月の補正予算でその大半の施設に事業費の一部補助を決定。そんな中2度目の緊急事態宣言が発令され先行きがまた不透明になってきている。

 横浜市は市民サービスの向上を目的に民間事業者を含む企業・団体に公共施設の管理運営をゆだねている。市の指定管理施設は今年1月時点で945カ所ある。

 昨年12月の補正予算では同年4〜5月の緊急事態宣言時に減収が生じた231施設のうち、額の大きい220施設に補助を決定。対象となったのはスポーツセンターや公会堂のほか、園内施設を含む公園、地域療育センターなど市民に密着したものばかりだ。合計の補正予算額は約11億8千万円。補助費は施設の規模や過去の売上実績から算出されることからそれぞれ異なる。

運営厳しく

 宣言解除後の6月以降も多くの施設で厳しい状況が続いている。

 旭区民文化センター・サンハートでは6月以降、条件付きでの利用が続いている。特に一番大きな設備であるホールは通常300人の定員を150人に制限。コンサートなどの公演は中止になったものが多く、厳しい収支状況となっているという。

 心身の発達の遅れや障害のある乳幼児・児童の療育相談・診療・指導等を行う戸塚地域療育センター=戸塚区=では、8月まで未就学児の通園回数を減らす対応を取ったため、通園利用料が減収になっている。

対象拡大へ

 こうした情勢を踏まえ、市では昨年6月から今年3月までの減収分も補助対象とする方針を固めた。市会の2月定例会で審議される補正予算案に盛り込まれる見通し。しかし再び緊急事態宣言が発令され、各施設への影響はまたも不透明だ。

 指定管理制度を所管する政策局共創推進課では「今回の宣言の影響がどこまで及ぶかはまだ分からないが、何かしらの形で現状を踏まえた支援が行われることになると思う」としている。

旭区・瀬谷区版のトップニュース最新6

歩道橋にEV設置へ

三ツ境駅北口

歩道橋にEV設置へ

市、25年度の完成目指す

4月18日

知る会で地域住民と交流

ウクライナ避難民

知る会で地域住民と交流

鶴ヶ峰の犬飼さんが企画

4月18日

森ラボ(旭区)が受賞

横浜・人・まち・デザイン賞

森ラボ(旭区)が受賞

地域住民と芸術作品制作

4月11日

「居場所」担い20年

親子のひろばまんま(瀬谷区)

「居場所」担い20年

25日から周年行事

4月11日

大使館関係者が現地視察

国際園芸博覧会

大使館関係者が現地視察

協会や国交省、出展促す

4月4日

小型車の自動運転を検証

相鉄バス

小型車の自動運転を検証

ズーラシアで5日まで

4月4日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月18日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

  • 7月20日0:00更新

旭区・瀬谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

旭区・瀬谷区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月18日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook