旭区歯科医師会会長2期目を務める江口歯科・矯正院長の江口康久万さんが、文部科学大臣表彰を4月29日に受賞した。
この表彰は学校歯科医制度90周年と、(公社)日本学校歯科医会の法人設立50周年を記念した事業。学校歯科保健活動の普及と向上に顕著な功績のあった日本全国の学校歯科医が表彰された。
江口さんは30年前から中尾小学校の学校歯科医を務め、児童の歯や口の健康に尽力してきた。1999年には区歯科医師会の学校歯科担当理事に就任。当時の旭区は市内でも小学生の虫歯が多かったが、2011年に歯磨き検査の優良校を表彰する「旭歯ッピースクール賞」を創設するなど工夫を凝らしてきた。
こうした取り組みの甲斐あって、14年には中尾小学校が「全日本学校歯科保健優良校表彰小学校の部」で文部科学大臣賞を受賞し、15年には歯口清掃状況で旭区が市内1位に輝くまでに状況が改善された。また、江口さんは旭区誕生50周年で特別表彰も受けている。
中尾小での歯科保健で特に注視してきたのが、小学生になると生えてくる「6歳むし歯」で、江口さんはその存在を全国に知らしめた一人。各学年の歯の生え方や能力に合わせた指導を行い虫歯予防に努めている。「昔歯科健診した子どもたちに今でも声を掛けてもらえるのが喜び。今後も健康を維持してもらえるよう歯科医としてアドバイスしたい」と語った。
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