市政報告㉑ 核兵器のない世界の実現に向けて 横浜市会議員 木内ひでかず
本年1月に発効した核兵器禁止条約は、長年被爆の実相を語り継いできた『ヒバクシャ』の強い思いの結晶として、核兵器の実験や開発・保有・使用などを初めて全面的に禁止した画期的な国際法規範です。横浜市は、国際平和への取り組みが評価され、1987年には国連から『ピースメッセンジャー』の称号を授与されていますが、本年我が会派の代表質問では条約発効を受け、核兵器のない世界の実現に向けてピースメッセンジャー都市としての一層の役割を果たすべきと提言しました。
市長からは、あらゆる核実験への抗議、平和首長会議との連携、市民の皆様に向けた啓発を引き続き進める。さらに次世代育成の観点から、特に若い世代に向けた充実を図り、同じくピースメッセンジャー都市の広島市、長崎市とも連携して核兵器のない世界の実現に向けて取り組むとの答弁がありました。
「核兵器禁止条約」に 関する意見書
ピースメッセンジャー都市横浜として、2017年には「核兵器のない世界の実現を強く求める決議」採択、18年6月には「横浜市国際平和の推進に関する条例」制定、同年10月には「ヒバクシャ国際署名」と、いずれも我が党が主導して核兵器のない世界の実現を目指す取組を推進してきました。さらに本年は歴史的な核兵器禁止条約の発効を契機に、市議団として核兵器のない世界の実現に向けて「真の橋渡し役」として主導的な役割を果たすことを求める政府への意見書の提出を提案し、先の定例会において全会一致で採択されました。
横浜市会定例会の開催
横浜市会では5月14日から令和3年第2回定例会の日程に入っており、一般議案と合わせて、ワクチン接種事業、変異株検査事業、障害福祉施設や飲食事業者への支援、困窮する子育て世帯への支援等々、コロナ感染症対策の6度目の補正予算案として、迅速な対応が必要な事業について審議を進めております。
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