二俣川地域ケアプラザ主催の夏休みこども企画「こども薬剤師体験」が、8月4日に同施設で開催された。
旭区薬剤師会との共催企画。この催しは、旭ふれあい区民まつりに合わせた健康フェアの中で、2年前に初めて実施し好評を博した。今回同地域ケアプラザから依頼を受け、子どもたちに薬局や薬剤師の仕事を身近に感じてもらいたいと協力を決めたという。一般施設での実施は初の試み。
この日は午前と午後の2部制で、計27人の小学3年生から6年生までが参加。子ども用の白衣に身を包み、同薬剤師会が作成したテキストを見ながら薬剤師の話に真剣な表情で耳を傾けていた。
また、薬の正しい飲み方を学ぶ2種類の実験と、実際に現場で使用している機器を用いて複数の薬を一袋にまとめる「分包」をラムネ菓子を薬に見立てて実践した。実験では太いストローに飲み薬のカプセルを入れ、わずかな水を流し入れて少量の水で飲んだ状態を再現し、のどに張り付いてしまう様子を確認。その他、胃薬などに含まれる重曹にオレンジジュースを注ぐと泡立つなど飲み合わせの際に注意すべきことを視覚的に学んだ。
同ケアプラザの奥山由佳里所長は「あっという間に予定人数に達した人気企画でした」。同薬剤師会の日向彰会長は「薬局に実習に来ていた大学生主体で行ったので学生にとってもいい経験になったのでは。楽しかったと言っていただけてうれしい」と振り返った。
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