神奈川県は先月、土地取引価格の目安となる基準地価(7月1日時点)を発表した。旭区は住宅地で平均変動率が0・3%となり、下落した前年から上昇。商業地も1・3%となった。新型コロナウイルスの影響で伸び率が鈍化した前年から回復傾向にある。
住宅地は旭区内14地点で調査。1平方メートルあたりの平均価格は19万600円で、平均変動率は0・3%(前年マイナス0・2%)だった。最高価格は二俣川駅南口から約0・7キロの「二俣川2丁目32番18」で29万8000円。変動率も2・8%と最も上昇した。
一方、鉄道駅から1キロ以上離れている「川井本町」や「白根8丁目」「今宿1丁目」「中白根1丁目」の4地点ではマイナス0・6〜0・7%となった。
商業地は4地点で調査を行い、3地点で上昇、1地点は横ばいで、平均変動率は1・3%。前年の0・4%からさらに上昇した。最も上昇したのは「二俣川2丁目57番3」で2・8%。価格は44万円で区内最高となった。
市全体で回復の兆し
横浜市全体(215地点)では、住宅地の平均変動率は0・6%。前年のマイナス0・4%から上昇に転じている。特に生活利便性の高い市内東部や中心部では1%台の比較的高い上昇率を示した。 また、商業地(93地点)はすべての区で上昇。市全体としては前年より0・9ポイント上がり、1・8%となった。
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