市政報告㉗ 誰もが暮らしやすい街へ 横浜市会議員 木内ひでかず
私は令和2年度決算特別委員会の局別審査で、健康福祉局の審査に登壇し、新型コロナウイルス感染症対策の他に6項目の質問を行いましたが、今回は2つのテーマを掘り下げて報告します。
民生委員・児童委員事業
民生委員・児童委員は、地域住民の介護や子育てなど様々な相談に対応し、地域の見守り役として重要な役目を担っていただいており、このコロナ禍においては、ワクチン接種予約のお手伝いもされたと伺っています。このような地域の身近な相談役である民生委員の担い手確保は重要な課題と捉え、民生委員が安定的に活動できるように支援していくことの必要性を訴えました。具体的には、【1】民生委員ご自身が疑問や悩みを相談できるような日々の活動に対するサポートの強化、【2】担い手確保のための活動しやすい環境づくりと担い手のすそ野を広げて行く取組について質問し、いずれも前向きな答弁を得ることができました。今後も次世代を担う人材の発掘につながるよう、民生委員を取り巻く社会情勢の変化に合わせた取組を進めてもらうよう要望しました。
障害者の移動支援
本年10月から始まった燃料費助成(※)創設に向けては、我が会派も尽力してきましたが、今回の拡充では、燃料費助成の創設とともに、重度障害者タクシー料金助成の対象者の拡大も行われました。長年にわたり、障害者の移動支援制度の拡充を求めてきた我が会派としては、今後も地域で暮らす障害のある方々の移動に関するご期待にお応えしていきたいと思いますが、社会参加をより促進するためには、そのニーズを十分に把握して、常に時代にあった制度を構築していく必要があると考えております。適切な支援を利用でき、誰もが暮らしやすく自立した営みが確保されるような取組を進めてもらうよう要望しました。(※)障害者自動車燃料券の交付:障害のある方ご本人、またはご家族等が所有する自家用車(二輪を除く)の燃料費を助成する制度です。
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