国内初の人工授精で今年3月に誕生したよこはま動物園ズーラシアのツシマヤマネコ「ひい」が10月7日、名古屋市の東山動植物園に出園した。
ツシマヤマネコは、長崎県対馬にのみ生息する野生のネコ。一般的な飼い猫と同程度の大きさで、耳の後ろの白い斑紋と、太く長い尻尾が特徴
だ。対馬での分布は徐々に減り絶滅が危惧されており、国の天然記念物及び国内希少野生動植物種に指定されている。
この取り組みは、環境省と(公社)日本動物園水族館協会が締結した「生物多様性保全の推進に関する基本協力」に基づくもの。ズーラシアはツシマヤマネコの保護増殖事業に参画している。
ひいは、生後翌日から母乳が出ない母親に代わり飼育員に育てられたため人を怖がらず、どんなものにも興味を示す好奇心旺盛な性格だという。同園職員は「新しい場所でこの事業に貢献してくれることを願っている」とエールを送る。
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