個人宅に電話を掛け現金などを騙し取る「特殊詐欺」。旭警察署生活安全課によると、今年1月から11月までに発生した被害件数は35件、総額6300万円となっている(いずれも暫定値)。昨年同時期と比べると件数は3件と減少しているものの、10月下旬に1350万円、11月中旬には1200万円と高額な被害額の事案があった。その一部には自宅に保管されていたタンス預金が含まれていたという。
被害に遭いやすいのは60代後半から80代。特殊詐欺は自宅の固定電話にかかってくるケースが大部分を占める。特に多い手口が、親族・警察官・市役所職員を騙り金銭を要求するオレオレ詐欺、銀行員・銀行協会職員を騙りキャッシュカードを騙し取るキャッシュカード手交型詐欺だ。生活安全課長は「『急にお金が必要になったから用意して』『キャッシュカードを預かる』『ATMで医療費を還付する』という言葉を電話で聞いたら詐欺です」と注意を促す。
特殊詐欺に遭わないために効果的なのが、「留守番電話設定」や「迷惑電話防止機器の設置」。迷惑電話防止機器は既存の固定電話に取り付け可能なものもあり、着信時に通話内容を録音するというメッセージが流れ自動録音されることで詐欺抑止につながる。生活安全課長は「犯人は留守番電話を嫌うので常に設定し、留守番電話が作動する前に受話器を取らないで。迷惑電話防止機能付き機器ならさらに効果が期待できる」と話す。
自転車盗が増加
旭区内では現在、自転車盗が増加。盗難に遭う自転車の多くが無施錠だという。同署は「ダブルロック(2重ロック)が効果的」と呼び掛ける。
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