神奈川県内では交通事故の死者数が急増し、3日時点で全国ワースト1位となっている。年末は交通事故が増加傾向になるため注意が必要だ。
旭警察署交通課によると、旭区内における今年1月から11月までの交通事故件数は計468件で、死者1人、負傷者552人(いずれも暫定値)。前年と比べ、総数32件減、死者1人減、負傷者17人減といずれも減少傾向だが、市内18区中5番目の多さだという。
特に多いのが、「二輪車の事故」と「高齢者の事故」。オートバイなどの二輪車の事故は事故件数全体の4割弱、高齢者の事故が全体の3割を占める。交通課長は「右折車と直進するオートバイの『右直事故』や、見通しのよい道路でも二輪車の速度が思いのほか速く衝突してしまうことがある。また、横断歩道以外の場所を歩行者が渡って事故に遭うケースも見られる」と傾向を話す。
事故に遭わないためには、歩行者も車も安全確認を行って交通ルールを守ることが重要だ。交通課長は「この時期は日没が早く見えづらくなるので、歩行者は反射材や明るい色の服を着て車に認識してもらえるようにしてほしい。また、ドライバーは車のライトを日没1時間前の早めの時間帯から点灯するよう心掛けてほしい」と注意喚起する。
運動実施で警戒強化
県下一斉の交通安全運動として31日まで「飲酒運転根絶運動」、11日から20日まで「年末の交通事故防止運動」を実施。同署は飲酒時は少しの距離でも運転せず、仲間内で酒を飲まない人(ハンドルキーパー)を決めてその人が帰路を運転するよう呼び掛けている。
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