よこはま動物園ズーラシア=上白根町=で2月1日の休園日に、同園の飼育動物が逃げ出したことを想定した「動物逃亡訓練」が実施された。
この訓練は、いつ起こるかわからない災害に備える目的で、1999年の開園当初から毎年欠かさず行われているもの。昨年は新型コロナウイルス感染症の流行を受けて実施を見合わせた。想定する逃亡動物の種類は毎年異なるという。
今回の訓練では、大地震が起こり展示場からスマトラトラが園路に逃げ出したことを想定。トラの着ぐるみを着た職員が園内を自由に歩き回り確保される姿はコミカルに見えるが、至って真剣な訓練だ。スマトラトラはトラの中では最も小柄で、体長1・5mから2・2m、体重は80kg〜150kg。海外の動物園では実際に逃亡した例も見られている。
同園は「災害はいつ起こるかわからないので、冷静に対応するためにも訓練を毎年必ず行っている。安心して動物園を楽しんでほしい」と話す。
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