旭警察署管内の2022年1月から3月末までの特殊詐欺が8件で、被害額は約2650万円に上っている(いずれも暫定値・手集計)。昨年同期比で3件増、被害額はおよそ2250万円増となっており、電話で「クレジットカードが不正利用されている」などと騙(かた)る手口が増えている。
2021年1月から12月の特殊詐欺件数は45件で、被害額は約7000万円。そのうち、1―3月は5件で被害額は約400万円となっている。
22年1―3月の特殊詐欺は8件で、およそ2650万円。2月には約2100万円のオレオレ詐欺被害があった。犯人は息子を名乗り、女性宅に電話。会社員に現金を渡してほしいなどと話し、別の犯人が自宅を訪問した。2回に分け現金をだまし取ったという。また、被害はさらに続き、4月は5件計上されており、被害額はおよそ190万円となっている(4月25日現在/数値はいずれも暫定値)。
同署生活安全課によると、被害は60代後半から80代の女性が多いと見解を示す。また、手口としては家電量販店の店員と警察官を騙り、固定電話に2回掛けてくることが多いという。「店頭などでクレジットカードが不正に使われているため、警察から事情聴取の電話がかかってくる」と話し、一度電話を切る。その後、警察を騙る別の犯人から、調査のためにクレジットカードやキャッシュカードを預かりたいと話す手口だ。
「カード・お金・ATM」に注意を
同担当者は「詐欺に遭わないために、迷惑電話防止機能付き機器の購入検討や、常に留守番電話設定をしておくなどの対策をしてもらいたい」とし、「固定電話でカード・お金・ATMの操作を要求してきたら、間違いなく詐欺。そのまま電話を切るか、警察に相談を」と注意を呼びかけている。
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