横浜市が女性農業者を支援することを目的に取り組む「よこはま・ゆめ・ファーマー」制度。市は8月1日、今年度認定受けた3人の認定式を実施。旭区内から足立美津恵さんと鈴木咲花さんの2人が認定された。
96年から139人
横浜市は「女性農業者がいきいきと働き暮らせる農のある豊かなまち横浜」を目指し1996年度から、市独自の「よこはま・ゆめ・ファーマー」制度に取り組んでいる。農業経営・地域活動等に主体的にかかわっている女性農業者の支援を目的に、これまで139人を認定。第27期となる今年度は旭区の足立さんと鈴木さん、金沢区の蛯原眞由美さんの3人が認定されている。認定式は横浜市庁舎=中区=で行われ、市環境創造局の遠藤賢也局長から認定書が手渡された。認定を受けた3人には今後4年間、グループ活動や研修の場への参加、ネットワークづくりの支援が行われる。また、横浜みどりアップ計画に基づく、直売所・加工所の設置に対して補助を受けることも可能となる。
認定を受けた足立さんは、区内で野菜やよこはま動物園ズーラシア向けの牧草等の生産・加工を行っている。野菜は朝市などで販売。今後、自宅敷地で野菜の直売や加工品の販売などを計画してる。足立さんは「他の方の加工所や、他の方がどのように販売しているかなどに興味があるので、勉強していきたい」と思いを話す。また、鈴木さんは、トマトを中心とした施設野菜や露地野菜を生産。自宅直売所での販売や直売所への出荷を行っている。今後、SNSを利用した直売所のPRを考えているという。
環境創造局担当者は「女性農業者の能力開発と地位向上を図り、農のあるまちの男女共同参画社会の実現を目指すことを目的に実施しています。ゆめ・ファーマーの皆さんには、これからもぜひ横浜の農業を盛り上げてほしい」と話す。
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