里山ガーデン(上白根町)内に設置が予定されている、アスレチック施設の整備・運営事業者がこのほど決定。今年9月ごろの利用開始に向け準備が進められる。民間活力を取り入れて公園を整備するPark―PFI(公募設置管理制度)の市内初の事例となる。
里山ガーデンは、よこはま動物園ズーラシアに隣接する場所で「横浜動物の森公園」として整備が進められる予定地の一部。2017年に開催された「第33回全国都市緑化よこはまフェア」(緑化フェア)の会場として整備され、現在は春と秋の年2回、期間限定で一般に公開されている。
民間資金やノウハウ活用
横浜市は「横浜動物の森公園」の整備に向けた基本計画を策定する中で、同公園の未整備地区を4つのゾーンに区分して活用していく方針。アスレチック施設が整備されるのは「森を楽しむゾーン」として公民連携推進エリアとして先行整備される。
整備に向け市は、民間の資金やノウハウを活用し、公園の整備を進めるPark―PFIを市内で初めて導入。昨年11月から事業者の公募を行い、今年2月に行われたプレゼンテーションなどを経て、(有)パシフィックネットワーク(東京都渋谷区)に決定した。
同社は今後、園内にアスレチック施設や散策路を整備し、公園使用料を負担していく。一方、通常10年となっている園内に施設を設置できる管理許可期間が、最長20年になるなどの特例を受けることができる。市環境創造局の担当者は「公民連携することで、様々なご提案を聞きつつ、自然を守りながら今後の整備につなげていきたい」と話す。
春の公開は3月23日から
里山ガーデンの春の公開が3月23日(土)から5月6日(月)まで行われる。これは花と緑に親しむイベント「ガーデンネックレス2019」の一環。市内最大級約1万平方メートルの大花壇のほか、タレントで同イベントのアンバサダー・三上真史さんがデザイン監修するウェルカムガーデンなどが楽しめる。(問)【電話】050・5548・8686
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