神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
瀬谷区版 公開:2011年3月31日 エリアトップへ

東日本大震災 区職員も被災地で救援活動 18日 総務課の宇多係長が仙台へ

社会

公開:2011年3月31日

  • LINE
  • hatena
宮城県仙台市内の被災現場(宇多さん撮影)。「避難経路、避難場所の再確認が重要。日頃の準備と行政からの避難指示に耳を傾けてほしい」と宇多さん
宮城県仙台市内の被災現場(宇多さん撮影)。「避難経路、避難場所の再確認が重要。日頃の準備と行政からの避難指示に耳を傾けてほしい」と宇多さん

 東日本大震災の救援部隊として現在、横浜市の職員約30人が3日交替で宮城県仙台市内に派遣されている。瀬谷区からは3月18日から21日の3日間、総務課危機管理担当係長の宇多範泰さんが現地に赴いた。

 宇多さんが活動したのは宮城県仙台市宮城野区にある消防学校。全国から毎日届けられる10tトラック15、6台分の救援物資の仕分け作業を行った。宇多さんの活動場所は海の近くで「想像以上の被害。建物のほとんどが津波で流されていた」と話した。現地把握のため3日間で6カ所の避難所を訪れ、「避難所では、市民で構成される運営委員が食事や物資の分配などスムーズな運営をしており、普段の訓練が重要と感じた」と話す。

 宇多さんが現地で聞いた話によると、今回の津波による被害で亡くなった人の中には、行政が避難指示を出しても危険性の認識が低く、避難が遅れてしまった人が多く含まれるという。

 今回の被災地での救援活動を受け、宇多さんは「瀬谷区では地震以外に大雨による水害が発生する危険性もあり、瀬谷区でも危機感を持った広報の徹底をしたい」と話した。

普段から危機管理対策を

 瀬谷区の近年の災害では2008年に大雨の影響で境川の水が溢れ、流域の住宅に浸水被害が発生した。区では境川の上流で局地的な大雨が降ると、車両を走らせての水位上昇の広報や、連合町内会長を通した電話とメールでの注意喚起を行っている。宇多さんは「流域に住む方々をはじめ、危険情報に耳を傾ける姿勢と、危険な場所にいるという危機感を持っていただければ」と今まで以上の危機管理を呼びかけた。
 

瀬谷区版のローカルニュース最新6

4月から雇用率引上げ

障害者就労

4月から雇用率引上げ

市も企業啓発に注力

3月28日

平時から災害時までサポート

平時から災害時までサポート

横浜市が避難ナビ

3月28日

利用促進へ官民学が連携

阿久和団地ぽかぽかプラザ

利用促進へ官民学が連携

広報ツールやイベントで

3月28日

義援金を受付

能登半島地震

義援金を受付

赤十字社が12月まで

3月28日

災害に強い地域を目指して

災害に強い地域を目指して

植木区長と網代会長が対談

3月28日

4月から「瀬谷区版」は「旭区・瀬谷区版」となります

【Web限定記事】タウンニュース社からのお知らせ

4月から「瀬谷区版」は「旭区・瀬谷区版」となります

3月28日

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 2月29日0:00更新

瀬谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook