神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

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瀬谷区版 公開:2011年5月5日 エリアトップへ

子育てサロン「えむ」の代表で、民生委員、主任児童委員などでも地域で活動する 小川 智惠子さん 宮沢在住 53歳

公開:2011年5月5日

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地域を繋ぐ安心の笑顔

 ○…特別な会話をしなくても「笑顔」のキャッチボールができる場所―宮沢の子育てサロン「えむ」だ。地区の社会福祉協議会などと協力しサロン立ち上げを決め、代表となりスタッフを集めて活動をスタートさせた。3年目に入り「スタッフが近所で家にこもりがちな人に声をかけて連れてきたり、お母さん同士声をかけ合って参加したり」と輪が広がる。「地域の繋がりっていいねぇ」。

 ○…えむでは70歳代から乳幼児まで、四世代が交流。母親はスタッフから、スタッフは子どもたちから元気をもらう。「えむは『微笑む』のえむ。みんなが笑顔になれる」と活動の様子を思い出してほっと笑う。出産した時は四世代9人が同居する大家族で、世代間の絆の大切さを感じながら子育てしてきた。「心配な人にはサロン後に電話したり、街中で会った時お互い声をかけあったり、その場限りの交流で終わらない。これが地域の子育てよね」と地域で見守る思いは強い。

 ○…「瀬谷は自然も人もあったかい良いところ」と話す笑顔と口調は、ナチュラルで柔らか。生まれも育ちも宮沢。以前は周辺に田んぼも多く、カエルの鳴き声やホタルの光が通りに溢れていた。自然な温かさは地域の人たちにも。学校関係や社協、自治会などの活動で出会った人は、熱心に地域のことを考えて行動する人たちばかり。「今後も良いところは壊れないでほしいな」と願う。

 ○…結婚前は幼稚園の教諭を務めていた。「先生だから平気でしょって言われたけど、我が子の子育てが難しいのはみんな同じ。一人で悩まないでって言うのは簡単。支援者からアピールしなきゃ」と活動周知に意欲を見せる。地域では民生委員としても活動しており、子育て世代だけでなく、高齢者への声かけも進める。「相談しやすくしていかなきゃね」と人を包み込むような優しい表情。その笑顔が、幅広い年代の人たちを地域に繋げていく。
 

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