瀬谷警察署は振り込め詐欺抑止に向け、区内各所でキャンペーンや防犯講話などで注意喚起している。
同署は4月20日、阿久和北部地区での高齢者の食事会で防犯講話を行い、「振り込め詐欺は言葉を知っていても、ひっかかってしまう。先日も区内で、金融機関を名乗る相手にキャッシュカードを手渡ししてしまうケースも発生した」と最近の区内の事例を交え、注意喚起。参加者は事例や被害額に時折驚きの声をあげながらも、対策方法を頷きながら聞くなどして意識を高めた。
4月15日には、警察と防犯団体による振り込め詐欺抑止対策キャンペーンが行われる中、横浜銀行三ツ境支店に振り込め詐欺の電話を受けた60代男性が訪れた。
男性は同支店入口で注意喚起のチラシを受け取ったにも関わらず、同支店の坪井俊之支店長に振り込み先の銀行について尋ねたり、「100万円を昼までに振り込まないと息子が大変だ」と焦った様子だったという。その後坪井支店長や警察官らの説得で息子本人と連絡を取り、被害を防ぐことができた。
4月21日には同署から坪井支店長に被害防止の感謝状が贈られ、坪井支店長は「警察からの振り込め詐欺の手口情報で、瞬間的に気付くことができた。今後も支店内で情報共有して注意喚起していきたい」と話し、同署は「最後の砦の金融機関で抑止できたに感謝。今回も電話番号が変わったという前兆電話が。電話番号が変わったという連絡は振り込め詐欺という認識を持ってほしい」と呼びかけた。
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