旧・横浜市アレルギーセンターの跡地にこのほど、福祉、子育て関連などの複合施設「せやまる・ふれあい館」が開所した。2006年から開園しているシャローム三育保育園に加え、今年新たに5施設が入所。4月から各施設ごとに順次運営が始まっている。
同館は、2005年に機能移転に伴い閉院した旧・横浜市アレルギーセンター(二ツ橋町)の建物を活用して整備された施設。
区は閉院後、区民の意見などを踏まえ、跡地を福祉・地域活動の拠点として利用すると決定。2007年度、同センター南棟の建物を利用し、子育て、障害者支援、市民活動拠点などが入所した複合施設を整備することが決まった。2009年には一般から施設の愛称を募り、「せやまる・ふれあい館」に決定された。
市は06年に開所したシャローム三育保育園を除いた、同センター南棟の改修工事に約7億円を費やし、今年整備が完了。地域子育て支援拠点(子育て情報提供、相談・交流の場)、生活支援センター(こころの病がある人への相談、社会参加支援)、地域ケアプラザを新設し、二ツ橋交差点付近にあった福祉保健活動拠点「パートナーせや」と区民活動センターを移転して5施設が入所した。保育園と合わせて、6施設が入所する複合施設として利用が始まっている。
区は同館について「各施設の利用をきっかけに他の施設にも関心を持ってもらい、市民活動を広げるきっかけにしてほしい」とし、「施設名の通り、人と人が触れ合える施設にしていけたら」と話している。
また、同センター北棟は解体撤去され、市有地約4000平方メートルが更地になっている。活用方法は現在未定で、区は「今後検討していきたい」としている。
道路走行に注意を
開所にあたり周辺道路の整備も行われ、バリアフリー化や駐車場の整備を行った。付近には二つ橋高等特別支援学校、三ツ境養護学校、二つ橋小学校の3校があり、児童・生徒が周辺を通行する。区は同館の利用者に向け、看板や一時停止の表示などで交通ルールの遵守を呼びかけている。
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