5月1日、瀬谷消防署の署長に就任した 大山 潔さん 相沢在住 54歳
瀬谷の縁の下の力持ちに
○…5月1日付けで瀬谷消防署の署長に就任してから1カ月。「色々な場所であいさつする度に署長になったという実感が沸く」と、責任の重さを日々感じている。消防職員たちを前に「自然体と気づき」をテーマに掲げた。時代の流れなどで変化が必要なものは、気づいて変えていくべきとの考えからだ。「瀬谷は3月の震災では大きな被害はなかった。でも小さい子どもがいて日中離れて働く親からは、不安の声が寄せられた。区内の関係機関と連携した仕組み作りが必要」と災害対策の重要性を訴えた。
○…「体を動かして世のため人のためになれる」と消防職員を志し横浜市消防局へ。消防士として火災などの現場で活動した後は、事務職を経験。これまで消防庁に出向して消防署の設置検討や全国の消防と連携した緊急消防援助隊の仕組み作りなどに携わった。消防全体が機能するように後方から支える縁の下の力持ち。「地道な仕事ができたのは、生まれが秋田の人間で、粘り強さとか我慢強さがあったからかな」と語り、「もともと引っ込み思案だったけど、幼い頃に親の転勤の繰り返しでそれが解消された。色々な人と関わる仕事に向いていたのかもね」と振り返る。
○…「インディ・ジョーンズ」などのアドベンチャー映画の鑑賞が趣味。「世界の七不思議なんかが大好き。死ぬまでに1度はエジプトに行きたい。吉村作治先生が憧れ。生まれ変わったらあんな風に謎を解明したい」と、地道に仕事をこなす姿とは裏腹に、目を輝かせる少年の顔を見せた。
○…瀬谷に住んで約20年。瀬谷の署長就任は少しためらいもあったという。「私生活がなくなりそうで、困りものだなと。でも考えてみればいつも仕事で私生活があってないようなものだったから、生活は変わりません。妻の方が色々大変なんじゃないかな」と微笑み、「これからも区民の安全を守りたい」と決意を新たにした。
瀬谷区役所から防災・減災に関するお知らせ自宅が安全ならお家で避難が有効。自宅の安全を確保し、備蓄品を準備しましょう。下記動画もチェック。 https://www.city.yokohama.lg.jp/seya/kurashi/bosai_bohan/saigai/t20230904115015761.html |
<PR>
|
|
|
|
|
|
|
<PR>