神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
瀬谷区版 公開:2011年6月9日 エリアトップへ

まこと幼稚園内の「つどいの広場ほっとスペース」の代表を務める 久保薗 祐子さん 三ツ境在住 45歳

公開:2011年6月9日

  • LINE
  • hatena

子育てで続く地域の力

 ○…まこと幼稚園の延長保育のスタッフを務めていたことがきっかけで、同幼稚園内にある親子の交流広場「ほっとスペース」の代表を務める。木々に囲まれた園内の広場は、名前の通り「癒しの楽園」といい、訪れる親と子を温かく受け止める。「一緒に喜んで、一緒に考えて、一緒に子どもの成長を見ていけるのが広場の良いところ」とえくぼを浮かべ満面の笑顔で話す。

 ○…かつてPTA役員や主任児童委員として活動。「地域の子育ての成果は中高生になった時に現れる。小さい頃から近所であいさつしていると大人になっても自然にできるし、地域の人も子どもが成長してからも注意できる」と振り返る。隣人同士の交流が希薄な時代だが、「赤ちゃんを見て気になるけど、声をかけるのに遠慮しちゃう人も多い。若い人からきっかけを作れば、近所の人も遠慮せず力になってくれる」と勧める。引っ越してきた親子へのアドバイスも「目が合ったらこんにちは」のあいさつだ。

 ○…小麦色に焼けた腕をさすり、「息子の野球の応援に熱中してて」。子育て支援者の顔が母親の表情に変わる。地域に顔が広い母の子とあって、2人息子もどこへ行っても声をかけられる存在に。「息子たちは嫌かもしれないけどね」と苦笑しつつ、「地域で育ってくれて良かった」。息子が広場の行事に手伝いに来たこともあるといい、「人と繋がる楽しさを感じてくれたんじゃないかな」と感慨深く話す。

 ○…「ハッピーな子育てができるかは、出産直後の時期をどう過ごすかで決まると思う」と、広場では今月から、「妊婦さんと赤ちゃんのふれあいデー」を設け、心身ともに大変な子育ての事前の準備を周知する。「誰かの世話になるのが煩わしいって人もいるけど、少し勇気を出せば煩わしさだけじゃなく絶対に自分の救いになることがある」と話す。「まわりの人に見守られて育っていく喜びを、親子で味わってもらえたら」。温かく微笑んだ。
 

瀬谷区版の人物風土記最新6

横山 悟さん

「横浜隼人高校×ぽかぽかプラザ活性化プロジェクト」の取りまとめを担う

横山 悟さん

三ツ境在勤 62歳

3月28日

牟田 茂男さん

福島第一原発事故を題材に、絵本の原画展を開催している

牟田 茂男さん

旭区善部町在住 73歳

3月21日

石坂 幸子(こうこ)さん

創立40周年記念コンサートを開く、女声合唱団「せやあじさいコーラス」の代表を務める

石坂 幸子(こうこ)さん

阿久和南在住 86歳

3月14日

菅原 美穂さん

横濱花博連絡協議会の副会長を務め、マスコットのブンブンをデザインした

菅原 美穂さん

下瀬谷在住 38歳

3月7日

阿久津 修さん

厚生労働大臣表彰を受けた瀬谷北部地区民生委員児童委員協議会の会長を務める

阿久津 修さん

上瀬谷町在住 73歳

2月29日

家田 昌利さん

能登半島地震の緊急消防援助隊神奈川県大隊の第二次派遣で大隊長を務めた

家田 昌利さん

相模原市南区在住 59歳

2月22日

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 2月29日0:00更新

瀬谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook