瀬谷区(外ノ池浩志区長)はこのほど、区政運営方針を発表した。今年度は独自に子育て家庭への支援や瀬谷区の魅力を区内外へ発信する取り組みに力を入れる。
基本目標は「幸せが実感できる瀬谷づくり〜新たな気持ちで、人のあたたかさとつながりを感じられる瀬谷を目指して〜」。今年度、特に力を入れて区独自に取り組むのが、「子どもの生活塾」と「せやの魅力発信」の2事業だ。
家庭内で複合的な課題を抱え、子どもの育ちや親への支援が必要な家庭に対し、「子どもの生活塾」を展開。福祉的支援のニーズの多様化・複雑化への対応で昨年度から行っている。区が民家を借り上げ、小中学生を対象に炊事、洗濯、掃除など家事や学習支援をするほか、親の相談を受け付け、家庭生活を支援していく。
また瀬谷の魅力を発信する取り組みとして、今年度新たに完成する新庁舎で瀬谷産の野菜などを集めた展示市を企画。ほかに広く周知するために、瀬谷駅と三ツ境駅に情報発信ボードを設置し、専用のホームページを開設して、瀬谷の見どころや旬の野菜などの情報を発信していく。
近年の課題への対策
区は待機児童や災害対策など近年の状況に合わせた問題への対策も進める。市は2013年4月までに待機児童ゼロを目指しているが、区では独自に目標を1年繰り上げる。保育サービスの専門相談員・保育コンシェルジュを活用するほか、今年度中に瀬谷駅周辺に認可外を含めた新規保育施設を設置する予定だ。
災害対策は地域の防災力向上や支え合い体制づくりの促進を目指し、避難経路が分かる防災マップや、地域の要援護者や支援者を把握する防災支えあいカードの活用などを進める。
区民の要望が強い歩道整備については今年度、瀬谷駅東側(三ツ境駅方面)の踏切の拡幅工事に着手。6月末に終了予定で、完成すれば歩行者空間を、従来より50cm〜1mほど広く確保することができる。また上瀬谷町付近で現在工事中の、東名高速道路高架下歩行者用トンネル(県道瀬谷柏尾線)は、今年の12月に完成する予定。
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