6月下旬に続いた猛暑で、横浜市内で熱中症による救急搬送が相次いでいる。瀬谷区では5月1日〜6月30日までに8件、市内では96件発生。熱中症救急搬送が過去最多を記録した昨年には、同時期で19件だったが、その5倍以上増加した。この状況が継続すれば過去最多を更新するペースだ。
横浜市地方気象台の6月の観測データによると、日中の最高気温が30度以上の真夏日は7日で、昨年の4日を上回る結果となった。
瀬谷区の熱中症による救急搬送件数は、今年6月22日から6月30日までの9日間で8件。22日は日中の最高気温が32・2度と今年初の真夏日を観測し、それまで市内で発生しても1〜2件だった熱中症搬送件数が、1日で市内全体で14件に跳ね上がった。
高齢者は早めの対策を
昨年、市内で熱中症による救急搬送が最も多かったのが7月21日の54人、次いで8月17日の53人だった。両日とも最高気温が35度を超える猛暑日。瀬谷消防署は「例年梅雨明けの時期や35度を超える猛暑日に熱中症の救急搬送が多い」と話す。発症場所別では屋内が一番多く、特に65歳以上の高齢者が多いという。「高齢の方は若い方と比べ、のどの渇きを感じにくく、体温調節機能も低下しているのでこまめな水分補給が必要」といい、「室内に温度計を設置し、28度以上になったらエアコンを使うなど早めに暑さに対応できるようにしてほしい」と呼びかけた。
小学校も対策
区内の小学校では熱中症対策を進めている。昨年まで禁止だった水筒持参を今年から認める学校が出てきた。また帽子着用や水に濡らしたタオルを首に巻いたり、体育授業の際は30分前に水分補給するなど各小学校で対策している。
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